「きみを死なせないための物語」第1巻 感想!

漫画!
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どうも!まつりです!!

今回は「きみを死なせないための物語」1巻の感想を書こうかと思います!

全巻書いていますのでぜひ最後までご覧ください!

 

注意事項

1巻を読んだことがある人向けなのでご注意ください!

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「きみを死なせないための物語」第1巻

作者 吟鳥子/作画協力 中澤泉汰

 

表紙は、祇園さんとジジですね。初めてみた時はジジが成長したら祇園さんになるのかと思っていました。

はじまりは、アラタのひいおばあちゃんの部屋から。

とても和風な部屋なのに窓の外は星空になっていますね。ひいおばあちゃんなのにとても美しいお顔。

 

遠くへ・・・

人類が遠くへ

遠くへゆくご本は禁忌なの・・・

「きみを死なせないための物語」第1巻 (著 吟鳥子/作画協力 中澤泉汰 秋田書店)より引用

ひいおばあちゃん部屋や、話していることで物語の世界観が現代とちょっと違うというのが気づけますね。

かぐや姫の名前が口に出せないような世界。どんな世界なのでしょうか。

 

見開きページにジジを抱きしめるアラタ、ターラ、シーザー、ルイ。地球が輝いていて、そびえ立つコクーンはスカイツリーのようですね。

星を絵にするとただの点なのに美しさを感じるのは地球から放たれている光のおかげですかね。

 

1巻はまるまるアラタの回想になっています。

子供を「キッズ」と読ませたり、星を「ターラ」と呼んだり、親友を「キッズパートナー」と言ったり、日本語ですがシーザーやターラの国籍を考えると、英語で話している想定なんですかね。

 

シネマコクーンでは壁を叩いて表示か出てくるところはかなり未来的で、ワクワクします。0と1が羅列しているとことはSF感があっていいですね。

アバターを設定しているときのターラとの会話に「セクハラ」という言葉が出てきますが、ちょっと不思議な感じがします。どのあたりがセクハラなのだ?と初めて読んだ時は思いました。読み進めるとわかりますが物語の倫理観がチラッと見えいます。

 

アラタの家での弟「大地」との会話はアラタがセクハラということに過剰に反応しているように感じますね。「恋」や「愛」が猥雑なものだと発言しているところで、読者の多くが不思議な世界観を感じていると思います。

ターラの気持ちは、最初からわかりやすくアラタに向かっているのが見えるのに、遠慮しているような発言なのはアラタとちゃんと「恋」をしたいと思っているからじゃないかなと思います。

ターラの沈んだような疲れているような顔に差し込まれるナレーションは、アラタが説明していると思いますが、「奇妙な道徳」とアラタが言ってるのはちょっと謎ですね。

京都コクーン。

ルイの登場です。女の子とのような顔立ちなのに不道徳者という説明が「ゾクゾクするだろ?」というセリフを際立たせていてどんなキャラクターなのかを示していますね。

会話の中で自己中心的な発言をしているのに涙を流しているところに情緒不安定さが伺えます。

仕方ないな、というアラタは京都コクーンがルイに必要なことだと瞬時に理解したのでしょう。

 

1話の最後は祇園さんがでてきます。

なぜ裸なのでしょう?私は最後までわからなかったですが、ふわふわな長い髪が幻想的で怪しげです。

 

祇園さんとアラタが会話をしているシーンに

その瞬間

鼻腔いっぱいに満ちた密度の濃いO2

むせかえるほど甘く涼しい彼女の吐息

柔らかな淡い緑の髪が無重力を泳いで

ーその向こうに

「きみを死なせないための物語」 (著 吟鳥子/作画協力 中澤泉汰)秋田書店)より引用

とナレーションが入るのですが、匂いでO2を嗅ぎ分けれるのでしょうか。それとも回想だから吐息がO2ということを知っているということなのでしょうか。

地球の景色を知らないはずのアラタが見た景色は祇園さんの吐息だから見えたものでしょうね。

地球に関心のなさそうなアラタなのに、驚いている表情している中に感動もしているような気もします。

 

 

ターラの回想シーン。

物語を通してターラが一番、読者の考えに近いかと思います。今の私たちが住んでいる世界観です。それゆえにコクーンの世界観に疑問を持ち、その考えを受け入れられないのでしょう。

 

 

1巻を読んでいて、キッズパートナーという繋がりがなければ出会ってすらいない4人だなと感じました。

それぞれの個性がうまいこと噛み合っているようには見えないですし、惹かれても一方的なもので、それぞれの意見も対立しがちです。

ネオテニイで同じ年齢ぐらいだったからということで引き合わせられてると思うと、運命というものとは程遠く、大人により合理的にで合わせられているのです。それでも「恋」をしているのは運命かそれとも必然なのでしょうか、、、

 

こんな世界が本当に来たら、生きているうちにサード契約できたかなぁと思います。

それこそ孤独になったかもしれないです。

 

物語の最後にリルケの詩集が載っていますね。

この詩集の一部が、どの巻末にも載っていますがどういう意味なのでしょう。

問いかけるような詩が物語を深掘りしたくなるように思えます。

リルケの名前は聞いたことがありましたが、読んだことがなかったので読んでみようと思いました。が、簡単に読めてまとめられるようなものではないですね。汗

いつか、多分いつか機会があれば、、、記事にするやも、、、

 

 

吟鳥子先生に限らず、漫画家っていろんな知識が必要ですね。特にSFなんて宇宙はもちろん、数学の知識なんかも必要かと思います。作中に出てくる数式は私は全くわかりませんでした。後半の7巻、8巻あたりに数式で会話をするところがあるのですが、数学者とかには伝わるものなんですかね?ちょっと気になります。

 

1巻の感想を書いていて、疑問がたくさん出てきました。読んでいて支障はさほどないけれど、深掘りするにはなかなか難しいですね。ちょっと作品の質に対しての感想が薄っぺらく感じますが、今の私の限界な気がします。悲

何巻か感想を書いたらそそれぞれのキャラクターについても書いていきたいですね。

今日はこの辺で!まつりでした!!

 

 

 

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