どうもまつりです。
今回は「おすすめ漫画記事」です。
私の大好きなジョージ朝倉先生の作品です!!
ピースオブケイク
作者 ジョージ朝倉
作者:ジョージ朝倉
出版社:祥伝社
掲載誌:FEEL YOUNG
巻数:全5巻+番外編
▼映画化
「ピースオブケイク」
出演:多部未華子、綾野剛、光宗薫、菅田将暉、他
あらすじ
主人公「梅宮志乃」は恋人「正樹」に振られ、叔父の経営する庭付きの古い木造アパートに引っ越した。友達の紹介でビデオ屋のバイトの面接を受けると店長は隣に住んでいる「菅原京志郎」だった。
バイトにも慣れてきた志乃。夜、ぼーっと庭を眺めていると隣の野菜畑がしっかりと育っている様子を羨ましく思っていると隣のベランダの窓が開く。菅原と一緒に住んでいる女性「あかり」。
畑を羨ましがってる志乃を見て「勝手に取っていかないで」「言えばあげるから、トマトだけじゃなく京志郎もね」と…。
ちらつく嫌悪感
物語の始まりは志乃と正樹が付き合っている様子なのですが、高圧的な正樹と周りに流され、正樹の言う通りに動く志乃の様子がとても辛く描かれています。二人とも、好きなのか嫌いなのか分からずもがいているドロドロとした関係が後半まで志乃の思考に影響を与えます。
別れた後も、志乃の妄想の中で正樹が話しかけてくるのです。おちょくられたり、蔑まれたり。妄想なのに志乃の精神に干渉してきます。
ふと正樹の妄想はなくなりますがしかし物語後半にこの覚えのある嫌悪感が志乃を別の視点から襲います。
嫌悪感、不安感。
正樹が感じていたであろう感情でいっぱいのなる志乃。
この感情を志乃は拭い去ることはできるのでしょうか。
幸福の影に
「一人よりはマシ」と今までなんとなくでしか交際してこなかった志乃ですが初めて恋をしてどうしていいかわからなってしまいます。
いけないことだとは思いつつも惹かれ合う、志乃と京太郎。
二人を阻むものがなくなりただ幸福な時間が流れていくものの、ふとした時にチラつく「あかり」の影。
不安を口にし、いつかの自分と重なっていく。
無くならない不安感を抱えてはいるものの志乃と京志郎との生活は幸福感で溢れます。
志乃自身もバイト以外の仕事ができるようになり順調そうですが、一冊の本でふとまたあの影が志乃の頭によぎるのです。
実際読んでみて
男女の関係の嫌な部分が滲み出ていてかなり読み応えのある作品だと思います。
志乃の既視感のような感覚がゾワゾワと読み手にも伝わってきます。
人によっては読んでいて納得のいかないところが多いかと思いますが、「大人な恋愛」だと思うと妙にしっくりときます。
この作品を見ていると感情のコントロールというのは本当に難しいと思ってしまいますね。制御できない感情に揺さぶれて、つい嫌な言葉を吐き出してしまったり、やってはいけないことをしてしまったりと。どうにもできないくらい感情に飲まれてしまう様は、どんな方でも体験したことのあることではないでしょうか。
おすすめと書いたものの、実際の賛否は分かれる作品かなと思います。
一話紹介しようかと思いましたが、結構ネタバレしてしまったので今回はこの辺で!
まつりでした!
大人になっても恋愛っていいよね。
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