「ダンス・ダンス・ダンスール」第6巻 感想!

漫画!
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どうもまつりです!!
今回は、「ダンス・ダンス・ダンスール」6巻の感想書いていきたいと思います!

注意事項

6巻を読んだ方向けの記事です。ネタバレしたくない方はご注意ください。

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「ダンス・ダンス・ダンスール」第6巻

作者 ジョージ朝倉

表紙は制服の夏姫です。髪を下ろして、バレエをしているところはこの表紙だけではないでしょうか。腕ほそい。

6巻前半は、生川に通って1年ほど過ぎた潤平の様子を、証言という形でいろんな視点で描かれていますね。

第53幕の最後に天才と書いてアホやろと読ませいていて、海咲視点ですが誰の視野だとしても天才に見えるということを描いているのかなと思いました。

天才ゆえなのか何でもかんでも器用にこなせるというのに、バレエに没頭しているのは自分が何をしたいのかが明確なんだなぁと感じます。バレエを選べないときがあったから、ここまで必死なんですよね。羨ましいです。

 

ついに出てきました。岩井先生。巨匠感がすごいです。

潤平の評価に対してロシアに連れて行くのは10年早いといっていますが、潤平の踊る様子に才能が見えているような描写が出てきます。

まだ早いと言いつつも否定できない何かは感じているようです。

岩井先生がピアノを弾くシーンがあるのですが、気持ちよさげにピアノを弾いています。

見た目関係なくピアノをガッツリ弾ける人ってかっこいいなぁっと思います。それがおじいちゃんだとしても、指が太かったり、まだ少女だったとしても、、、私がもともとピアノを習っていたからかもしれませんが、弾ける人は誰を見てもカッコよく見えます。

芸術家や音楽家って一般人が見てもすごいと思えるレベルの方はその芸術や音楽をやっている瞬間は空気が変わりますよね。YouTubeなどの画面越しでもビリビリきて、ため息が出るほどです。

 

銀矢さんも出てきますね。初回の銀矢さんはちょっと老け顔です。笑

バレエをしているときはそこまで老けていませんね。むしろ若返っています。

センスねーなと潤平に言ったのは疲労骨折は見抜いていたというより、潤平の焦りを見抜いていたのでしょう。

 

都が前半でも出てきますね、相変わらずかわいそうな立ち位置ですね。

彼女がいるから潤平の子供っぽさや自己中心的に見えているのかもしれないです。

流鶯を選んだとはいえ、都は潤平に実質振られているのに学校で話しかけるなんてデレカシーがない、、、と思ってしまいます。しかも話をするにも緊張している様子を見るとますます自分のことしか考えていないように思えます。

都の進路の話も、千鶴さんの親心かもしれませんが都は納得しているのでしょうか?

都は自分の進路を自分で決めれた?中学3年生って自分のやりたいことを決めることは当然なことかもしれません。私はあのときちゃんと決めとけばよかったなと後悔してます。都が面談中も流鶯と話している時も、なんとなく諦めているような表情は切なく感じます。流鶯との会話の後に都の表情が見えないですが、本当は泣きたいんじゃないかな辛いんじゃないかなと思ってしまいます。

どうしようもない選択ってありますよね。それでも自分の選択だと思うとやるせないというか、、、

自分が納得できる何を後付けするしかないのかなって、その過程はもやもやしているけど自分でしか解決できない。

私の中学3年生はこんなに悩むことなんてなかったなぁ。だから後悔しているんですけどね。人生の岐路って何回かくると思うけど、その度納得できる選択をするしかなくて、めんどくさくなって放り出すと後から後悔しかないです。

人生に迷ったらどうか自分が納得できるまで悩んでちゃんと自分なりの答えを出してください。逃げても引き伸ばしても後悔するのは自分だけです。辛いのは老いた自分なのです。

 

 

ちょっと自分語りになってしまいました。

話は戻って、後半は兵ちゃんとヌっくんの話です。

兵ちゃんはコンプレックスの塊のような人物なのにヌっくんに絡むのはなんでですかね。

ヌっくんにしろ、潤平にしろ、「ヒエラルキー低めくん」な自分を肯定するために依存しているだけなのでしょう。

プライドを高くしてしまったのは、家の環境と「潤平」が巻き込んだ結果かなと思います。潤平にコンプレックスがあるのもしょうがない感じもします。

 

兵ちゃんは「ヒエラルキー低めくん」を殴ってくれたヌっくんに喜びを隠しきれず笑いだしてしまいます。

 

学校という環境は特殊な環境だと思います。自分の本心なんて出せない人が大半で、人によっては虚勢を張ってなんとか生きている人もいるでしょう。考え方だって未熟でうまく表現ができなくて、辛い人なんてたくさんいるとでしょう。

兵ちゃんは特殊ではあるものの、少しは救われたのはないでしょうか。

彼がやってきたことは最低なことばかりでしたが、彼も苦しんだ一人なのかと思います。

いじめに関しては度合いがあるので一概に加害者をフォローはできませんが、少なくとも兵ちゃんも苦しい思いをしていた一人で救われるべき人かなと思います。

 

6巻は兵ちゃんの本心が最後に出てきて終わりです。

前半の潤平の話より、都とか兵ちゃんとかの話の方が個人的に好きです。

天才の潤平の気持ちより周りのキャラクターの方が自分に近くて共感してしまうんですかね。

キャラクター、一人一人の気持ちを考えるとまた違った視点で漫画が楽しめますね。

本日はこの辺で!まつりでした!

 

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