どうもまつりです!
今回はおすすめ漫画の紹介です!
朝から吟鳥子先生の作品にうるうるとしてしまい、早速記事にしたいと思いパソコンを開きました。
前から知っていた作品だったのですが、読む機会がなくいつか読もうと熟成させていました。笑
読む機会なんていくらでもあると思われるかもしれないですが、私はいろんなものを幅広く読むっていうタイプではないらしく、気に入ったものを何度も何度も読んで楽しむタイプなのです。
漫画をたくさん紹介した方が、いろんな方がブログを訪れてくれるとは思います。けれどせっかく紹介するなら「この作品が好き!」と言うものを紹介したいのです。
吟鳥子先生の「きみを死なせなための物語」が素晴らしくて他の漫画はどうだろうと読み始めました。
今回紹介する「アンの世界 〜It’s a small world〜」
決して比べるものではないですが、こちらの方が好みかも!!!と思ってしまいました。
物語のほのぼのさから、展開、結末まで「きみを死なせないための物語」より入り込みやすさがあるのかもしれません。
まだ1度しか読んでいませんが、これは他の方にも知って欲しい「好き!」と言える漫画です!
ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
「アンの世界地図 〜It’s a small world〜」
あらすじ
ロリータファッションに身を包む金髪の少女「アン」。酒浸りの母親とゴミ屋敷の中でも淡々と生活していたが、大切なロリータ服を母親にボロボロにされ、家を出て行きます。
葉書を頼り向かった先はおばあさまがいる「徳島」
しかし、徳島に着いたはいいが、頼りの葉書をなくし、荷物をなくし猿に襲われているところを謎の少女「アキ」に助けられます。
アンの様子を見て、アキは自分の住む古民家に招き、二人の共同生活がはじまっていくのです。
見どころ
ロリータファッションに身を包むアンですが、古民家に住むアキと暮らすうちに、さまざまな日本の文化に触れます。
最初にアンが触れたものは寝巻きとして「ゆかた」を着ます。
ゆかたの着方を教えてもらったり、色とりどりの和食を可愛らしい食器で食事をしたり。努力家なアンはお箸の持ち方や作法を一生懸命に覚えます。丁寧に説明されているシーンが多くて、ストーリーとは他に読んでいてとても楽しいのです。
お裁縫をするシーンもあり、ロリータファッションが好きなアンのために可愛い肌着を一緒に作ったりします。
女性が見てすごく楽しみめる作品だと思いました。できたロリータ風の肌着にはしゃぐアンと同じ気持ちです。
そして、読み進めるとアンの生い立ちが所々に見えてくるのですが、最初に出てきたゴミ屋敷と酒浸りの母親を見てわかるように、それは恵まれないものでした。その恵まれない生活の中で形成されていったアンの性格や行動。「アキ」とともに暮らしていくことでちょっとずつ変わっていき、以前とよりまともな生活と本当の家族のような人たちと出会っていきます。
アキの他に最初に出会ったのは「マサじい」。アンの男の人に対する偏見もあり、最初は悲鳴をあげてしまいます。アキに説得され話をしますが、懸命に話すアンの様子は見ていて居た堪れないシーンです。今までのアンが受けてきた仕打ちが見え、思わず目に涙がたまるシーンです。
この後も、物語の中でのアンの過去はかなり辛いものです。
アンがこの先どうなるのか。いや、幸せになれるのか。気になるところです。
気になる1話をご紹介!
さて、本編の気になる1話をご紹介。※ネタバレ注意
2巻後半、予想はしていたもののこんなふうに出てくるとは思わなかったシーンです。
続きを読まずにはいられない12話のご紹介です。
「アンの世界 〜It’s a small world〜」第12話
睨み合うアンとアキ。
アンが割ってしまったお椀を買いに「大谷焼」のお店に一緒に行く予定でしたが、アキに急遽バイトが入ってしまうのです。アンは自分と約束していたのにバイトに行ってしまうアキに不満を抱えつつも一人でお店に向かいます。
慣れない汽車になんとか乗りお店に着きます。
お店の中を覗くと誰もいる様子がなく、静かに甕(かめ)から水が流れる音だけ聞こえ何故だか逃げてしまうアン。
不安になりながらも気持ちを切り替えお店の周りを歩きます。
少し歩くと「水琴窟(すいきんくつ)」と言う洞窟を見つけ、水琴窟の不思議な音に誘い込まれ中の椅子に腰をかけます。
静かに音が響く洞窟の中。
綺麗な音を聞き入るアンですが、頬には涙が伝います。
「どうしマシタ?」
と急に片言で声をかけられ、前を見ると金髪碧眼の男性がアンの帽子を拾ってくれています。
夢かと疑いますが、話しているうちに思わず今の気持ちを吐き出してしまいます。
自分の気持ちを聞いてくれるこの人は誰なのか。
男性と話していると、アンは思いもよらない言葉を聞くのです。
さて、ネタバレはここまでです。
▼気になる方はぜひ本編をご覧ください。
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最後に
いかがだったでしょうか。
気になる紹介になったでしょうか。
個人的にはすごく楽しく読めましたし、涙がほろりとするシーンもありとっても満足した作品です。
以前、作者吟鳥子先生が「だから今でも、ひとりで泣いている女の子の手に渡すために、漫画を描いている」と呟いていました。アンとアキが描かれたこの漫画はまさにそんな漫画だなぁと思います。
全5巻短いようで、「女の子のために」がたっぷり詰まった作品です。
ぜひご覧ください。
今回はこの辺で!まつりでした!!
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