YAGPに挑戦する潤平「ダンス・ダンス・ダンスール」第９巻　感想！

どうもまつりです！
今日は久しぶりに「ダンス・ダンス・ダンスール」の感想を書こうかと思います。
早めに更新しようと思っていたのですがなんやかんや間が空いてしまいました。読んでくれていた方はすみません。

そして第２１巻が９月１０日に発売しましたね！

▼「ダンス・ダンス・ダンスール」第２１巻を試し読み・ご購読される方はこちら！

ダンス・ダンス・ダンスール（２１） (ビッグコミックス)

　

　

　

　

　

「ダンス・ダンス・ダンスール」第９巻

　作者　ジョージ朝倉

表紙は、夏姫と都。都が三つ編みツインテール。ぱっと見、都だと気付きませんでした。ピンクと赤のリップが目を引きます。かわいいお顔とは裏腹に足の筋肉が際立っていますね。

潤平の選択

「子供バレエ」も終わり、脱力する団員たち。
綾子さんが「子供バレエ」の公演の出来に団員たちにお礼をいいます。
「生川に期待されていないメンバー」と最初に思っていた団員たちですが綾子さん的には「伸び悩み成長が止まった団員」を団に残すかという最後の砦だったのではないでしょうか。
常に「生川のために」を考えているとも思いますが、団員一人一人のことも考えてくれているような気がします。　

「舞台に立ちたい」という潤平の気持ちと「流鶯へのライバル心」が募り、綾子さんにYAGPに出たいと思わず言ってしまう潤平。
潤平の中での「踊りたい」と「流鶯に勝ちたい」はいつでもセットで出てきますね。
それだけでYAGPに出たいと思う潤平を見透かすように綾子さんは丁寧にYAGPがどんな大会なのかを教えてくれます。
「プロになるため海外へバレエ留学」というのが本来の目的なのですが、潤平の浅はかな考えでただ出たいということが前のめりになっています。
綾子さんから内容を聞いた上で、YAGPに出場しますが直感的に物事を決めているようにも感じます。
バレエについての知識が乏しいとはいえ、あっさりと自分の人生を決めるところは浅はかでもあり、運的なものに導かれている気もします。バレエの才能があるからこそ成り立っているようにも感じます。夏姫が潤平を止めようとするのもバレエの世界を知っている分、どんな選択肢があってどれを選ぶべきかを考えられるのでしょう。
目の前に選択肢が１つしかなければそれしか選ぶことはできないですもんね。
潤平からしたら、自分の希望を叶えた上でバックアップしてくれる人がいるとなると考えるまでもないのでしょう。　

勝手に踊るな

YAGPに出場するにあたって、「中村先生」指導をつけてもらいます。
しかし、潤平の課題は山積みのようで「正しく踊る」「基礎を鍛える」が練習の中心です。
「踊りたい」「流鶯に追いつきたい」と思う潤平からしたら、永遠に基礎の繰り返しに納得のいかない様子。
せっかく教えてもらえるのに言うことを聞けない…
わからないくもないですけどね。「腹落ちしていない」のに行動できない気持ち。未熟ゆえに「正しい」がわからないのでしょう。
無知とは罪、、、かもしれませんね。

中村先生に歯向かおうとする潤平でしたが自分の成長に気づいて、必死に中村先生に学びます。
それでも潤平は所々不満を口にします。そんな潤平の扱いをわかってる中村先生です。
この辺りから中村先生の顔が固まってきた気がしますね。最初はこの先生が教えるのかぁと正直がっかりしたのですが読み進めるといい先生だなぁと今ではすっかり好きなキャラクターになりました。
改めて読み返すと９巻の初めの方はイケメンじゃないとはいえひどい顔していますね。笑
頬骨の影がすごい。

YAGP日本予選

正式にYAGP出場決定から大会に出るまでの期間はとても早かったですね。正直もっと練習のシーンが出てくると思っていました。
本番審査前に「ワークショップ」という合同レッスンに参加します。全国から集まっている大会の中でも目立っている潤平。
改めて、周りの評価が高いのがわかりますね。素材の良さがどれだけ重要かがわかる気がします。
レッスンを受けている潤平も余裕そうにしています。
しかし、そんな潤平を煽る人物が出てきます。「佐藤幹太（さとうかんた）」煽るだけあってバレエの技術は相当なものです。さっきまで余裕そうだった潤平もその様子に苛つきを隠せません。

バレエ男子とはいえ、煽っている様子は普通の男子中学生ですね。幹太くんも潤平の素質を見て苛立ちを感じていたのかもしれないですね。
潤平の目標はいつでも「流鶯を越える」ことでしたが、流鶯しか見えていないところにふと別の「上手い人」が出てきて視野が広がったかもしれませんね。それと同時にバレエに対する焦りがより強くなっている気がします。
YAGP、潤平はどこまで結果を出せるのでしょうか。

▼ダンス・ダンス・ダンスールPV動画！！

　

　

　▼９巻表紙全体をTwitterに載せてありました。水彩の色味が素敵すぎる。

　

　

▼書籍版やKindle版はこちら

　

▼最近の投稿

• 【２４巻・２５巻発売！】第２４巻 コッペリア、ついに本番・・・。第２５巻 潤平、泣く「ダンス・ダンス・ダンスール」
• 【読んでみた】男だから、女だから、「凪のお暇」１０巻
• 【読んでみた】花香る、マリー・アントワネット「傾国の仕立て屋　ローズ・ベルタン」第７巻
• 【祝！アニメ化】「ダンス・ダンス・ダンスール」第5幕までリアタイした感想！！！
• 【発売！】また出会う二人「ダンス・ダンス・ダンスール」第２３巻！読んでみた！

　

▼「ダンス・ダンス・ダンスール」の他の感想はこちら

ダンス・ダンス・ダンスール感想一覧

　

　

にほんブログ村