どうもまつりです!
今回も「ダンス・ダンス・ダンスール」の感想です。
「ダンス・ダンス・ダンスール」第8巻
作者 ジョージ朝倉
8巻表紙は夏姫と潤平のパ・ド・ドゥですね。
夏姫の制服は冬服でしょうか。かわいいです。
7巻の公演後、ミーティングから始まります。団員の気持ちがいい方向に変わって、今までの「子どもバレエ」ではなく、変えていくことも大事なことだと感じたのでしょう。
ミーティングが盛り上がっている中、夏姫の声に扱いの困っている団員たち。やっぱり綾子さんのお嬢さんということで特別扱いというか、扱いにくい存在なんでしょうね。
家出をしてきた夏姫の回想が始まります。
この回想、綾子さんが金儲けという点で少しゲスくみえます。笑
それだけ、バレエをすること、バレエ教室を運営していくことはお金がかかることなのでしょう。
夏姫もそれはわかっていそうなものの、自分の人生を決められているようで怒鳴ってしまいます。
この時点で、夏姫はすでに海外の団を目指しているんでしょうね。
綾子さんはどうお考えなのでしょう。
本当に生川のプリンシパルになって欲しいと思っているのでしょうか。
綾子さんもロシアがバレエ大国であり、ロシアの団が最高峰だということをわかっているでしょう。
もしそんな団に自分の娘が入れるなら、それこそ生川のプラスになるのではないのかなと思いますがどうなんでしょう。
母校なんて関係ないのでしょうか?生川に入団して活躍してもらうことの方が重要なのでしょうか?
綾子さんの意思は今の時点の物語中にはほとんど出てきていないと思います。漫画の描写で出てくるような心の声が聞こえないので、本心がわかるキャラクターではありません。言葉や表情で汲み取るしかないのです。
本心が見えないから、経営者としての威厳や冷たさを感じるキャラクターなのでしょう。
お風呂のシーンでも綾子さんの話が出てきますね。
夏姫が団員になぜ生川に入ったのかと訊ねるシーンです。
紅乃さんは千鶴さんのファンだと言いますが綾子さんがいることが大きいと。
その言葉に夏姫は意外そうです。自分の母親が身近すぎて、偉大さがわからないのでしょう。自分の人生を「生川」のために勝手に決められて、自分の意思を汲んでくれない、「生川」の経営のために使われているとでも思っていそうです。
綾子さんの意思は意外にも団員にちゃんと伝わっているのですね。娘に伝わるにはまだ遠そうですが、、、笑
リハーサル中、夏姫と潤平でパ・ド・ドゥをしようと踊ってみるものの全く合わず、お互いイライラしてしまします。
それでも紅乃さんのリフトの話を聞いて、二人で合わせようとします。その瞬間、星が瞬き二人の感覚が合わさります。
しかし、急に女の子の声。
黒島の登場です!
わお!嫌なタイミング(夏姫の気持ち。笑)
夏姫は、潤平の知っている様子に明らかにショックを受けていますね。リフトで気持ちが一つになった感覚の後、急なライバルの登場です。デレデレする潤平に、ショックな表情を出せない夏姫。こんなの冷たい対応するしかないですよね。
夏姫は、潤平の知っている様子に明らかにショックを受けていますね。リフトで気持ちが一つになった感覚の後、急なライバルの登場です。
デレデレする潤平に、ショックな表情を出せない夏姫。こんなの冷たい対応するしかないですよね。
にしても、潤平チャラみがすごい。そもそも夏姫が恋愛対象ではないのかもしれないですが、ちょっと気になっていたのは夏姫が成長したからで恋愛対象に入ったのでしょうか。
黒島に対する行動や言動も、天さんに言われたことを真に受け、告白してくれたのにひどいことを言い出します。
黒島の情報って少ないのでノリのいい女子としかわからないですし、過去にパンツ見せるというビッチな点を考えてもちょっとひどいと感じます。これ、誰でも傷つくのに潤平わからないのですかね。潤平が恋愛経験の少ない14歳だからしょうか。自己防衛と都への思いがチラついています。
黒島が出てきたことによって、夏姫を少し気になっていたことは全くなくなります。
デレデレしている潤平に夏姫は冷たく突き放しますが、潤平の素直なセリフに団員のお姉様方は引き気味。笑
ガキ扱いする潤平が一番ガキに見えるのは14歳という年齢のせいだけではないですね。
公演の途中、銀矢さんが出てきて、圧倒的なバレエを踊り颯爽と帰っていきます。
一緒に帰る夏姫が辛そうですね。銀矢さんの最後のセルフがクサイです。
戯けている銀矢さんに泣いているのに笑ってしまいます。
8巻後半は、天さんの様子がおかしくなっていきます。
銀矢さんの圧倒的な踊りに落ちこんでしまう天さん。そんな様子は見せないものの、仕事はこなします。
やる気のない天さんに、悪態をつく潤平。苛立ちを隠せない天さんが本音と現実を吐き出します。
それを聞いてさらに失礼極まりないことを言い出します。
どこまでも失礼な奴ですが、こういう奴は必要なのかもしれません。誰も言ってくれませんからね、真実なんて。
事実に目を背けたい凡人には嫌われてしまうでしょう。
潤平をいまいち好きになれないのは私が凡人だからかなぁ、、、現実にいたら関わりたくない人間だと思います。
天さんが司会で公演が始まります。
天さんバレエの回想が流れ、後悔しているような天さん。
潤平が踊る「ドン・キホーテ」のできを見て信じられないとこぼしてしまいます。ワッシーさんがその言葉を聞き、急に舞台に突き出します。
ワッシー先輩いいの?そんなことバレエでしていいの?天さんの気持ちを汲んだのかもしれないですが、バレエの公演最中にそんなイレギュラーなことしていいのか!とバレエの正しさを教えられた私(笑)は思ってしまいました。
ワッシーさん出番が少ないので気がつきませんでしたが、本来はもっと破天荒で空気の読めないキャラで潤平に近しい存在なのかもしれません。笑
第78幕、8巻最後は綾子さんと中村先生が見にきていますね。
天さんの気持ちが復活し、のびのびと踊る天さんはかっこいです。バレエの技もすごいですね。地面スレスレに紅乃さんを持っていくリフトを余裕でこなしています。
「元天才くん」の陰りはまるで見えないですね。
最後のシーン綾子さんのセリフで終わりますが、何を考えていたのでしょうか。気になります。
そろそろ、折り返しですね。
子どもバレエ編いいですよね。内容がずっしりあって見応えがあります。綾子さんについてもどんな経営者なのかどんな人物なのかが少しですが見えて考えるのが楽しかったです。
綾子さん視点での番外編とかあっても面白いだろうなと思いました。
子どもバレエ編から読み進めるスピードがぐいぐい早まります。
次の感想も早めに書いていきたいです!
というか早く20巻までかいきたいところですね。読みながら自分で深掘りしていくのが楽しくなってきました!
今回はこの辺で!まつりでした!次回もお楽しみに!!
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